本は枕です。

本と猫が好きな二人暮らし夫婦の読書ブログ。

銀行狐

池井戸潤の「銀行狐」を読み終えた。

元々、妻が図書館で借りてきた本だが、妻より先に読み終えてしまった。

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本書は「金庫室の死体」「現金その場かぎり」「口座相違」「銀行狐」「ローンカウンター」という五つの短編集からなる作品である。

 

全て銀行を題材にしており、これは元銀行マンである池井戸潤ならではと言えるだろう。

殺人事件を扱っているのは「金庫室の死体」と「ローンカウンター」の二つで、残りは銀行の窓口から消えた300万円を巡る話し(現金その場限り)や、銀行宛に届く脅迫状と事件を追う物語(銀行狐)などになる。「ローンカウンター」以外は、銀行の金貸しという側面から起きる事件を描いたものが多い。

 

実は池井戸潤の作品は「下町ロケット」くらいしか読んだことがなかったのだが、銀行や金融といった難しいジャンルを扱っているにも関わらず、非常に読みやすく、かつ理解しやすい文章であったことで私の中で再評価された感じだ。

 

本書の個人的評価は5つ星中…

⭐️⭐️⭐️ 星3つ!

再評価したと書きつつも、個人的には長編小説の方が好きなので少し辛口の評価となっている。短編好きの方にはおすすめだと思う。

 

《本書の情報》

タイトル:銀行狐
著者:池井戸潤
初版:2004年8月15日
出版社:講談社