「もののがたり」最新16巻を読んだ。
もののがたり 16巻表紙
もののがたりは、心を宿し、歳を経た器物 ”付喪神” と、付喪神と対話し、常世へ還す ”塞眼” と呼ばれるヒトとの物語である。
《あらすじ》
塞眼 御三家の一つ岐(くなと)家の次期当主、岐兵馬は大切な人を付喪神に奪われ、付喪神を憎悪している。
一方、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは家族として愛する六人の付喪神と共棲している。
過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父である造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。
祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。
付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。
人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り ー
作者はオニグンソウ氏で、イラストレーターだけあり、絵が上手で1巻から既に完成されているのが良い。また、ストーリーに関しても後付け設定みたいなものがなく、ブレないのが素晴らしい。
本作の個人的評価は5つ星中、⭐️⭐️⭐️⭐️
星4つ!
今回の16巻で完結となり、少し寂しい気もするが、オニグンソウ氏の次回作に期待したい。